私が黙りこくっていると、
しばらくしてカナが口を開きました。
カナは婚活で知り合った彼と結婚が決まっています。

カナは続けます。
私はもちろん、タエもベスも何も言わずに聞いていました。

馬鹿らしい…。
確かにそう思っていたのかもしれません。
すると今度はタエが

タエ
私も、ただ若いってだけの子には負けないって思ってた。
私の方が精神的に大人だしさ、
教養も収入も包容力もあるって
と言い出しました。

タエ
でもさ、そういうのって関係ないんだよね。
年齢を見て対象外だったらもうおしまいなの。
たとえ私の性格がものすごく良くてもさ、相手の方との相性もバッチリだとしてもさ、見てもらえない。
相手は私の性格にも私との相性にも興味がないの
すると今まで黙っていたベスが

ベス
まあ、そうかもね
私も年収300万未満の人から申し込みが来てもプロフィールは見ないし、検索する時も除外してる

タエ
まあ、そんなもんだよね
なんとシビアなんでしょう。
これが婚活の現実…。
「でも、申し込んでくれた人もいたよ…?」
私はおずおずと言い出します。

ベス
同じアプリ婚活してる身から言わせてもらうと、たぶんその人たちは新着会員に見境なしにいいねしてるだけの人だよ
えっ?

ベス
だって、毎日何人もの新着会員が登録してきているんだよ。
そして、その中の人のほとんどが写真もきちんと用意して、プロフィールもちゃんと書いてると思う。
もっと若いならまだしも、わざわざ30半ば以外の情報がない人に申し込むか?
逆ならシダ、申し込む?


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