ブライダルネットで知り合った二俣さんと
初回の顔合わせのために、待ち合わせ場所の駅へ向かった私。
しかし、二俣さんとはなぜか合流ができないまま一時間が経過しようとしていました。
待ち合わせ時間を20分ほど過ぎたあたりから、二俣さんからの返信の間隔も徐々にあいてきて、
「このまま会えないのでは?」
という気持ちが強くなり、
だんだん
「すっぽかされたのではないか」
と感じてきました。
そして、そんな嫌なカンは当たるものです。
私は30分ほど経過した時点で、自分の電話番号をメッセージに記載しましたが、スルー。
一時間が経過したころ、
二俣さんから
「ちょっと今日は合流できそうにないですし、日を改めましょう」
という連絡が来ました。
その頃にはもうあきらめモードになっていたので、「やはり」という気持ちしかありません。
私は了承メッセージを送り、仕方がないので帰宅することにしました。
せっかく出かけてきたのだから、と一人でランチをするような気力もありませんでした。
待ち合わせ時間くらいに、二俣さんのような男性と一瞬目が合い、スッとそらされましたが、やはりあの方が二俣さんだったのではないか?
と私は考えていました。
もちろん、確かめようのないことです。
「日を改めましょう」
と二俣さんは言いますが、日を改めて合流できるとは思いません。
待ち合わせの駅は確かにそこそこ大きな駅ですが、複雑な構造をしているわけでも、改札口が多すぎて訳が分からくなるような場所でもありませんでした。
これまで、待ち合わせ場所に着くまでに迷うこともありましたが、きちんと合流できましたし、もっと大きな駅で待ち合わせたこともあります。
目印もありましたし、服装まで伝えあって合流できないなんて考えにくいです。
考えたくないですが、きっと私の姿を見て、
「これはない」
と思ったのでしょう……。
「これはない」相手とランチをして時間とお金を消費するのは、確かに無駄かもしれません。
でも、もし本当に「これはない」と思ってすっぽかしたのならば、
「急に仕事の呼び出しが入った」
という嘘でもついてほしかったです。
わずかな可能性を信じて二俣さんを必死に探した私が馬鹿みたいです。
久しぶりにものすごく惨めな気持ちで、私は電車に揺られました。

二俣さんと食べる予定だったランチはコンビニのお弁当へ変身しました。
やはり一ノ瀬さんと二俣さんを並行しようと思ったのがいけなかったのかな、と思っていた私に、二俣さんから
「来週は空いていますか?」
とまさかのメッセージが来ました。
ブログランキングに参加しています。応援していただけると励みになります。
にほんブログ村
Sponserd Link