アラフォー七城さん(3)お見合い延長戦!

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結婚相談所で出会ったアラフォーの七城さんとお見合いも終盤を迎えました。

気付かれないようにこっそりと時間を確認するとそろそろ一時間が経つころですし、七城さんも私もほとんど飲み物を飲み終えています。

あと数口飲んでティーカップが空になったら

「そろそろ行きましょうか」

と声をかけられることでしょう。

「シダさん、この後予定あるかな?」

予想外な言葉が七城さんから飛び出しました。

「いいえ、特にはないです……」

こ、これは……

もしかして……

「では、良かったらもう少しご一緒しません? ここでケーキセットを頼んだりもう一杯飲んだりしてもいいし、場所を移しても」

キターーーーー!

お見合いでもやっぱりこういうのってあるんだ!!

と思った瞬間でした。

「ケーキセット、ちょっと気になります」

そうなんです、メニューを選んでいる時に美味しそうなケーキたちがちらっと見えたのです。

でも、お見合いで頼むのは非常識かなと思って遠慮したのです……。

「オーケー! じゃあ、ケーキ食べようか」

七城さんはメニューを持ってきてもらうように店員さんに頼んでくれました。

「今さらですけれど、七城さんって甘いものは平気ですか?」

「むしろ好きだよ」

写真で見たときは七城さんは生真面目で堅そうな印象がありましたが、実際にお話をしてみると柔らかい印象……というか、けっこうグイグイ来る気がします。

そういえば、婚活経験者の友人が年上であればあるほど、押しの強い人が多い(もちろん例外もある)と言っていましたが、そうなのでしょうか。

私達はケーキセットを頼んで、話の続きをします。

「そういえば、七城さんは、都会派なんですか? 田舎派なんですか?」

話が流れてしまって聞きそびれていたことを私は尋ねます。

「僕は断然、都会派だな。まあ、子どもは授かりものだからどうなるか分からないけれど、子どものためにも都会のほうがいいと思う」

子どもは授かりもの……その言葉に私は好感を抱きました。

その一方で、私は子どもは自然豊かな場所で育つ方がいいかと思っていたので、意外でした。

「正解はないから何とも言えないけど、やっぱり都会のほうが教育環境が充実していて選択肢が多いと思うよ」

「なるほど」

「自然環境は、都会って意外と大きな公園もあるし、1時間半も車で行けば山に行けるから、土日だけでも何とかなるのかなって思ってる」

正直、そこまで七城さんが考えていることに驚きました。

私はぼんやりと「自然が多いほうのところがのびのび育ちそう~」くらいにしか考えていなかったのです。

「まあ、友達を見ていたそう思うだけなんだけど。僕くらいの年齢になると早いと子供の大学受験が見えてきている友達もいるんだよね」

「大学受験……」

「まあ、だいたいの友達はもっと子どもが小さいけどね。自分の地元はけっこう田舎だけど、地元の友達は子どもの習い事や塾も進学先も選択肢がなくて」

それは何となく分かります。

私も小学校受験など縁のない土地で生まれ育ちました。県内には国立小などもありましたが、受け入れてくれる地域が決まっていたので対象外だったのです。

受験する年齢の頃の私はそんなことすら知りませんでしたが。

受験するかどうか、習い事をするかどうかは別として、選択肢のあるなしは重要なのかもしれません。

「でも、都会の受験って大変そうですよね」

ちょうど教育虐待についての記事を読んだばかりだった私は、思わず否定的なことを言ってしまいました。

「僕も実態をそこまで知っているわけじゃないけど、最近は過熱傾向にあるみたいだし、確かに大変そうだよねぇ」

意外にもすんなりと七城さんは私の意見を受け入れてくれました。

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