シャイな六郷さん(5)事前準備がすべて?

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結婚相談所で出会った六郷さんと2度目に会う日が決まった私。

これは初回デートと言うのでしょうか、2回目のデートと言うのでしょうか?

未だによく分かりませんが、お見合いの時は本当にお見合いだけで終わってしまったので、初回デートと呼ばせてもらいます。

お見合いの時と初回デート、何が違うかというと沢田さんの立ち合いがあるかどうか。

立ち合いと言っても、本当に一瞬だけなのですが、髪型やメイクをサッと直してくださって心強く思っていたのも確か。

とはいえ、今まで婚活アプリで出会った方とも一人であったことがあるわけで、全くこのような経験がないわけではありません。

私は、いつものように会話の内容を考えてから待ち合わせ場所に向かいました。

いつものように……と言いましたが、この時はいつも以上に考えていました。

お見合いの時、六郷さんはお世辞にも会話上手とは言えない感じで、相対する私もお世辞にも会話上手だとは言えないからです。

準備ですべてが決まる―――

大げさかもしれませんが、そんな風に感じました。

待ち合わせ場所に向かうとそこにはすでに六郷さんが。

初回がスーツだったせいか、私服姿はとてもラフに見えます。

私達はこの後、ランチをする予定でした。

ランチ以外の約束はしていません。

軽く挨拶をして、私達はさっそくレストランに向かいます。

そして早くも無言……。

歩きながらだと、雑踏の音が聞こえるため、それほど無言は気になりませんが、六郷さんはこの沈黙をどのように思っているのかは気になります。

仲のいい友人だと、少しの沈黙は心地いいものだったりもしますが「沈黙が気にならないような関係」とは言えないと思うので、私は気まずいです。

そんなことを考えているうちに六郷さんの予約してくださったレストランに着きます。

婚活ではイタリア料理やスペイン料理に行くことが多いですが、六郷さんが予約してくれたのも洋食屋さんでした。

レストランに入り、メニューを開きます。

「たくさんあって迷いますね……」

おいしそうな写真が並んでいたので、私は思わず言います。

六郷さんも同意してくれました。

しばらくすると、

「僕は決めました」

と六郷さん。

私はまだ迷いがありましたが、ウエイトレスの方が来てくれたらその場で決めようと思い、「私も決まりました」と伝えました。

そして注文。

そして訪れる沈黙。

私はさっそく用意していた質問をします。

実は私、お見合いの時に六郷さんが最近読んだと言っていた本を読んでおいたのです。

「前回、六郷さんが読んだとおっしゃっていた○○っていう本、私も読んでみました」

「えっ、なんでですか?」

えっ?

思わず言葉に詰まります。

予想外の質問が飛んできました。

そこはいつも通り「そうですか」でよかったのに……。

「いや、その……、面白いのかなと思って……」

「そうなんですか」

「はい……」

なんでしょう、出ばなをくじかれ、この話題を続ける自信がなくなってきました。

が、これは貴重な「共通の話題」!

なんとか盛り上げていきたいところです。

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