おみパ「久が原さん」(21) 空弁を買って部屋へ

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久が原さんとお弁当売り場で空弁を物色します。

ただ、肝心の空弁はほとんど売り切れてしまっていて、もう数がだいぶ少なくなっていました。

久が原さんと私は、結局、ちらし寿司とお酒とお菓子を購入し、部屋へ向かうことにしました。

実は久が原さんと密室で二人きりになるのは初めてです。

なので、当然、これまでは手をつなぐくらいしかしてきませんでした。

何かしらの進展があるのかしらとドキドキしながら入ったホテルの部屋は、思ったよりも上層階で、思ったよりも広かったです。

「部屋は会社が用意してくれて、どういう仕組みかよくわからないけど、ダブルだったりツインだったりするんだよね。もっと広くていい部屋の時もあるんだけれど、今回は少し狭め」

とおっしゃっていましたが、「出張の時に泊まる」という単語からイメージしていた狭いシングルの部屋とは異なり、ベッドはダブル(たぶん)、二人向けの部屋らしく椅子なども二つ用意されていました。

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久が原さんは部屋に着くと、さっそくスリッパに履き替えていました。

ちなみにネクタイは私と合流した時にはしていませんでした。

「クールビズですか?」

というと、

「出張だからね。トランクに入れ忘れないようにネクタイは朝からしておいた」

と久が原さん。

なるほど。

 

私たちは小さな丸いテーブルに空弁を広げ、部屋にあったコップにお酒を注ぎました。

「乾杯」

そういって一口飲み、ご飯を食べます。

空弁って食べたことがなかったのですが、意外とおいしかったです。

 

空弁のお金くらいは私が出したかったんですが、久が原さんに断固拒否されてしまい、結局、お菓子だけ私が購入することになりました。

デート代をいつも出してもらって申し訳ないなぁと思うんですが、

「男のくだらないプライドだと思って、おごらせて」

と久が原さんがおっしゃるので、今はその言葉に甘えています。

 
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