おみパ「久が原さん」(5) 身元を証明してくれた

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久が原さんとの金銭感覚の違いに若干戸惑っていた私ですが、そのあとは仕事の話や幼少期の話になりました。

久が原さんは幼いころは家が貧しく、かなり苦労されてきたそうで、その話を伺いました。

苦労したからこそ、自分の子供には同じ思いをさせたくないと思い、努力されてきたそうです。

「大学も、返済義務のない奨学金を借りて、特待生制度のある大学に行ったんだ」

「そうなんですか……」

「あ、そういえば綾香ちゃんは僕の出身大学も知ってるんだっけ? PARTY☆PARTYのプロフィール欄に書く場所あったよね」

あったということは思い出せるんですが、肝心の久が原さんの出身大学はいまいち記憶にありません。

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日本最高峰の大学出身者がいて「おおっ!」と思ったことは覚えているんですけれどね^^;

「でも、あの大学の特待生は東大に入るより難しい、なんて言われてたりもするから、別にレベルが低いわけではないんだ」

と、言い訳をするかのように久が原さんはおっしゃいました(こう書くと自慢しているように見えますが、実際の口調は申し訳ないような、ばつが悪いような、そんな印象を受けました)。

「すみません、どちらの大学でしたっけ?」

私が覚えていること前提で今後も話が続いていくと、言い出すタイミングを逃しそうだったので、思い切って久が原さんにお尋ねしました。

「なんだぁ。覚えてなかった? じゃあ、こんな言い訳みたいな話する必要なかったなぁ。僕の出身は○○大学だよ」

なんと名門私立大学でした。

「うちの会社は周り、東大や京大ばっかりだから肩身が狭いんだよね……」とポツリと久が原さんはおっしゃいました。

「あ、そういえば、社名も言ってなかったよね」

と、久が原さんはいい、カバンの中から名刺入れを取り出し、私に一枚くれました。

「偽物じゃない証拠っていうことでついでに」

と、さらに保険証と免許証を見せてくれました。

確かに名刺と同名の企業名が保険証に入っていましたし、免許証を「昭和59年生まれだから今32歳なの」とおっしゃる通り、生年月日の欄には昭和59年生まれだということが記載されていました。

 
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