これで会うのも最後になるかもしれない。
話すのもこれが最後かもしれない。
結論はもしかしたらもう決まってるかもしれない、でも、まだ決まってないかもしれない。
変えれるとしたら今しかないんだ。
そんなことを思いながら、私に与えられた30分がスタートします。
私はメモの内容を少しずつ思い出しながら、池田さんに話をしました。
池田さんはとても素敵な人だと思うこと
何気ない話をする時間がとても好きだということ
支えてもらうことばかり期待していないこと
私にもダメなところはたくさんあること
お互いの欠点を補い合えるのが恋人同士であり、夫婦だと思うこと
できれば、これからも池田さんと一緒の時間を過ごしていきたいと思っていること
直接的な言葉は何も言いませんでしたが、ほとんど告白のような内容だったと思います。
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池田さんは黙って、私の話を聞いてくれていました。
たぶん5分もかからずに話せたと思います。
ちょうど、私の話が終わったとき、タイミングを見計らったかのように注文したコーヒーが運ばれてきました。
コーヒーを一口飲み、池田さんは口を開きました。
「じゃあ、僕からもいいですか」
と。
池田さんからの話はこんな感じでした。
ずっとかっこつけていたこと
ちゃんと向き合うのが怖かったこと
言い訳ばかりしていたけれど、綾香さんを好きだと思う気持ちは本当だということ
これから成長していきたいということ
結局、無理して今の関係に名前は付けなくていいし、ゆっくりお互いのことを知っていこう。
というところで話はまとまりました。
何より、彼の口から「綾香さんが好き」という言葉が聞けたことが本当にうれしかったです!!!
そのあと、私たちはいつものように、幼いころの話や、最近買った本の話、昨日あった出来事、そんなことを話しました。
そして、お互いの個人メールアドレスとLINEのIDを伝え合い、これから先はサイトを通じてではなく、メールやLINEで連絡しよう、ということになりました。
一歩踏み出せた!
そんな気がしました。
待ち合わせに向かった時は、泣きそうでたまらない気持ちだったのに、帰るときにはフワフワした幸せな気持ちになっていました。
付き合っているわけではないですが、私にとって特別な人にとって、私が特別な人であるということを確認できて、うれしかったです。
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